以下で示す事業計画書の構成がフルパッケージのコンテンツとなります。アメリカのビジネススクールにおいて利用されるケーススタディーや様々なベンチャー企業の事業計画書を元に、日本流にアレンジして作成した目次です。
重要な点は、事業計画書をあなたの目的に合致させるように、ボリュームを調整することです。どの起業家・経営者も事業を行うために事業計画書を準備するべきですが、全ての人が、この雛形に沿って全ての項目を盛り込む必要はありません。このようなフルパッケージの事業計画書が必要な場合は、投資家を募集する場合やベンチャーコンテストに応募するような場合に限られます。事業計画書の読み手が期待するものを十分に検討したうえで、不要と思われるコンテンツは、削って簡潔に表現することが重要です。
1.0 エグゼクティブ・サマリー
1) 会社の目的
2) ミッション
3) 重要成功要因
2.0 会社概要
1) 株主、資本構成
2) 会社の沿革/ 会社設立概要
3) 会社の住所・設備の概要
3.0 製品・サービス
1) 製品・サービスの概要
2) 競合との比較
3) 販促広告のイメージ
4) 調達と物流
5) 技術の特徴
6) 今後の製品・サービス
4.0 市場分析の概要
1) 市場のセグメンテーション
2) ターゲットセグメントの戦略
-1 市場のニーズ分析
-2 市場のトレンド分析
-3 市場の成長率
3) 産業分析
-1 産業への参入障壁
-2 物流パターン
-3 競争環境と顧客の購買パターン
-4 主要な競合プレイヤー
5.0 戦略と実施項目
1) 戦略の全体像
2) 価値提案
3) 競合との差別化ポイント
4) マーケティング戦略
-1 ポジショニング戦略
-2 価格戦略
-3 販売促進の戦略
-4 物流パターン
-5 マーケティングプログラム
5) 販売戦略
-1 売上予測
-2 販売プログラム
6) 戦略提携
7) マイルストーン
6.0 インターネット戦略の概要
1) インターネットマーケティング戦略
2) ネットによる顧客獲得プロセス
7.0 組織・経営陣
1) 組織体制
2) 経営チーム
3) 経営チームの不足
4) 人員計画
8.0 財務計画
1) 前提条件
2) 重要財務指標
3) 損益分岐点分析
4) 予測損益計算書
5) 予測キャッシュフロー
6) 予測貸借対照表
7) 財務比率分析
8) 長期計画